会陰切開どうだった?1人目と2人目の差は?

Rui

関東在住の20代。0才、1才の子供たちと旦那との4人暮らし。 2021年8月第一子出産。2022年8月第二子出産。 コロナ禍での初めての妊娠、出産を乗り越え現在は専業主婦として奮闘中。 同じような年代のママ、そしてこれからの妊娠/出産/育児に不安を感じるプレママにとってタメになる情報を自分の経験を基に発信。

現在2児の母を務める私も、1人目妊娠の後半になるまで「会陰切開」なんてワード、聞いたこともありませんでした。1度目にしてしまってからはネットを検索しまくり・・・。今回の記事では、第1子妊娠から第2子出産後の現在までの状況をまとめてみました。

会陰切開とは

超わかりやすく言うと会陰切開とは、出産時に赤ちゃんが出てきやすいようにお股の皮膚を切ることです。膣口の大きさや広がりやすさが赤ちゃんの頭に対して小さいと赤ちゃんが出てくるときに皮膚が伸びきって会陰が裂けてしまうこともあるそうです。

会陰の裂傷が酷い場合は肛門にまで傷が到達し、産後の排便にも影響を与え、また傷口からの感染症のリスクもある。そのような事態を防ぐ為、最初から会陰を切っておき膣口が裂けすぎないようにするというわけです。

妊娠中のケア

ネットで調べるとやはり、妊娠中からオイルで保湿し会陰の伸びを良くしておくことが大切みたいですね。調べてみると他にも「会陰マッサージ」等会陰を守る為の工夫や準備方法が出てきます。1人目妊娠中の私が「出産するときにお股が裂ける可能性がある」ということを知ったのは妊娠後期に入ってからだったので「多分もう手遅れ」ということを悟り、ほとんど何もしませんでした。

2人目の時も「去年産んだばっかりだしどうせまだ会陰伸びきったままでしょ。」と、特に何もしませんでした。そしてやはり、2回とも後に後悔することになりました。

2度の出産の比較

1人目出産時:円座クッションがお友達

1人目出産までの約2か月間は切開される瞬間を想像しては震えて眠る毎日を過ごしていました。

ですが実際どうでしょう。何時間も続く陣痛。やっと上がれた分娩台の上で助産師さんに「お股、裂けそうだから切っとくね。」とサラッと言われてもなんとも思いませんでした。そんなことより「この痛みからさっさと開放してくれ」とばかり考えていました。切られる瞬間の痛みは陣痛の痛みに比べるとなんてことなさ過ぎて、正直全く覚えていません。切開するのも「パチン」と一瞬で、あれほど怯えていた日々はなんだったのだろうかというくらいあっけなく切開が完了しました。出産が終わって会陰を縫い合わせるときも麻酔を使ってもらえたので痛みを感じることはほとんどありませんでした。

問題は産後からでした。麻酔が効いているとはいえ、お股の違和感が尋常じゃなくて座ることも横になることもままなりませんでした。多分傷がかなり腫れていたせいもあると思います。病室に備え付けの円座クッションがなければ授乳や食事はできませんでした。数日の間は円座クッションがあってもお股に体重がかかるのが怖くて脱力できず、座ってする授乳の時間が本当にしんどかったです。退院後もなかなか腫れが引かず、傷口がじんじん痛いような突っ張るような気がして苦痛でした。

妊娠中に少しでも会陰マッサージとかケアしておけばよかった・・・。

2人目出産時:擦り傷

2人目の出産は、無痛分娩で挑みました。陣痛がの痛みが皆無だったので分娩台の上でも談笑する余裕がありました。「今回も切開するんですか?」と助産師さんに聞くと、「まあ二人目だし。年子でお産の間隔も空いてないからこのままいけると思うよ。」とのお返事が。あぁ。それなら今回は産後の痛みも少ないだろうし比較的楽に赤ちゃんのお世話ができるなぁよかったなぁ。

なんて思っていましたが結局少し縫われました。会陰切開自体はされていなかったのですが、赤ちゃんが出てくる時に若干傷がついてしまった模様。担当医曰く「少し擦れたから一応縫っとくね。」ということでした。擦ったって何・・・?とは思いましたがあまり大きな傷がではなさそうでほっとしました。無痛分娩だったので会陰が擦れた痛みも縫われる痛みも何もわかりませんでした。

そしてやはり、産後は少し大変でした。1度目と比べて傷が小さいとはいえ、麻酔が切れるとかなり違和感が出てきます。立つ/座るも当然慎重になるし、トイレやシャワーも毎回不安でした。

年子の2人目だからって勝手に安心してたけどやっぱりマッサージやケアをして会陰を柔らかく保っておいた方が良かったのね。

出生体重参考:上の子3434g、下の子3218g。同じ生まれ月の年子。

傷の治り

一人目の時も二人目の時も、出産直後は会陰にかなり違和感がありました。出産直後に産院から痛み止めの飲み薬と傷に直接塗布する塗り薬をもらいました。

私がお世話になった産院では縫合に溶ける糸を使っていた為、抜糸の必要はありませんでした。産後1ヶ月頃はまだ糸が溶けておらず、触ると「あ、糸。」ってわかるくらいしっかり糸がついていました。本当に糸が消えるのか、傷がきちんと綺麗に治るのか不安でしたが、1ヶ月検診で会陰の傷の治りも順調だと言われました。

産後半年くらいまでは傷が跡になるのではと心配でしたが、最後の分娩から9か月経った今、ぱっと見ではわからないくらいにまで回復しています。普段の生活で支障が出るようなこともありません。傷の治りは自分の回復力以外にも縫合する担当医の腕次第という部分も大きいと思うので、上手な先生に担当して頂けて幸運でした。

まとめ

「会陰切開」というワードを初めて目にした時はかなり恐怖を感じたことを今でも覚えています。元気な赤ちゃんを産むためだから仕方ないと割り切っていても、いざ自分の体を切るとなると誰だって不安になることかと思います。

出産前の私の会陰切開のイメージは「普通の状態の会陰に深めにメスを入れてざっくり切り込んでいく」というものでしたが実際は全く違います。赤ちゃんの頭に押されて伸びて薄くなった皮膚をピッと少し切るだけでした。切る痛みはほぼありませんが、やはり会陰が硬くて小さいと産後大変な思いをします。切らずにすむなら絶対にそれが一番。

これから出産を迎える予定で、「会陰切開」というワードに驚いてネットの波を漂っている少しでも多くのプレママさんにどうかこの記事が届きますように。そして、今からでも遅くないので是非マッサージなどのケアを取り入れ、少しでも産後の苦労が減りますように。

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Rui

関東在住の20代。0才、1才の子供たちと旦那との4人暮らし。 2021年8月第一子出産。2022年8月第二子出産。 コロナ禍での初めての妊娠、出産を乗り越え現在は専業主婦として奮闘中。 同じような年代のママ、そしてこれからの妊娠/出産/育児に不安を感じるプレママにとってタメになる情報を自分の経験を基に発信。

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