
こんにちは。Ruiです。
今回は産後2か月半で母乳育児を諦めて完全ミルク育児に切り替えた私の体験談をお話しします。
赤ちゃんが生まれてから母乳育児が上手くいかなかったりストレスになったりして、「母乳 出ない」「母乳 飲まない」「母乳 しんどい」で検索したことはありませんか?私もそのうちの一人で、出産直後からなかなか上手く授乳ができずに悩んでいました。
今から半年以上前、長男がまだ新生児だった頃、母子手帳や育児本等どこを見ても「赤ちゃんの栄養は母乳が基本」「母乳で赤ちゃんとの絆を深めましょう」というようなことばかりが目に留まり、「うまく授乳できない私は母親失格では?」と焦るばかりでした。
入院中からうまくいかなそうな気配
入院中の助産師さんのショッキングな一言
出産翌日から母子同室でした。赤ちゃんがお部屋に来る前に、母乳のあげ方とおむつの変え方等、お世話の仕方の簡単な説明を助産師さんに教えてもらいました。母乳のあげ方も実際に赤ちゃんに自分の乳首を咥えさせながら説明を受けたのですが、その際に「あー。この乳首は赤ちゃん吸いづらいだろうね。」と言われてしまいました。

そんな言い方しなくてもいいじゃん(泣)
でもその言葉通り、どんな角度や抱き方であげてみても、なかなか吸ってくれませんでした。
そもそも全然母乳が出ない
私は出産前からブラを通り越して服にシミができてしまうくらい胸から沢山分泌液が出ていたので、出産したら勝手にたくさん母乳が出るものだろうと楽観的に考えていました。でも実際に出産を終えて母子同室になっても''絞ったらちょっと滲む''程度にしか出ませんでした。「産後2日目か3日目くらいに胸がカチカチに張るよ~」と助産師さんから聞いていましたがそれもなかったのでこれからきちんと赤ちゃんを育てていけるのか不安に思ったのを覚えています。
産院で試したこと
別の助産師さんに「乳首の形が悪いのと、分泌量が少ないせいでなかなか吸ってくれません。」と相談すると乳頭保護器を貸してくれました。

これで直接母乳を飲んでくれるといいな、と少し期待しましたが、少し口に含んですぐに大泣きされてしまいました。
助産師さんに少し乳頭マッサージもしてもらいましたが、ただただ痛いだけであまり意味がなかったように思います。
いろいろ試した結果、入院中赤ちゃんが直接母乳を飲んでくれることはありませんでしたが、助産師さんの「吸わせてれば乳首の形も育つし、母乳も出るようになるよ。」という言葉を信じ、退院後も頑張ってみようと思いました。
退院後の孤独な奮闘
私の場合、3時間おきの授乳時間に「オムツ交換」「乳首を吸わせる」「母乳とミルクを飲ませる」をセットで行っていたので1回の授乳に1時間ほど時間がかかっていました。 さらにその後も寝かしつけるのに1時間以上かかってしまったりと、自分の睡眠に充てる時間がほとんど確保できず、睡眠不足でめまいがしたり立ち上がれなくなってしまったりと当時はかなりぎりぎりの状態だったと思います。 旦那もミルクをあげたりオムツを交換してくれたりと積極的に育児をしてくれていましたが、夜中の授乳や毎日数回の搾乳は私にしかできないことなので、母乳をあげられないせいで赤ちゃんの体に何かあったらどうしよう等と一人で思い悩んでしまい、体力的にしんどい中精神的に孤独を感じてしまうことが多々あり本当に辛かったです。
心配していた母乳の分泌量は退院後2日目くらいに急激に増えて勝手にボタボタ垂れるほどだったので、少しも無駄にしないようになるべく搾乳して与えていました。それでも私の搾乳の仕方が下手だったのか、1回で多くても60ml程度しか搾乳できず、その量も徐々に減っていきました。産後1ヶ月半を過ぎる頃にはどれだけ頑張っても1回の搾乳で10ml程度しか絞れなくなってしまい、ほとんどミルクに頼るようになっていました。
自宅でも乳頭保護器を使うようにしていましたが、なかなか吸ってもらえず私の乳首も助産師さんの言うように育つことはありませんでした。
完ミに切り替える決意
産後2か月半頃、睡眠不足や疲労から授乳時間をなるべく短く済ませたかった私は、授乳の度に行っていた乳首を吸わせる作業をスキップすることが多くなっていました。さらに赤ちゃんに乳首を吸わせても嫌がって哺乳瓶を要求するようになっていたこともあり、この頃にはほとんど母乳が出なくなってしまいました。新型コロナウィルスのこともあったので、少しでも長い期間免疫を与えてあげたいと思いう思いもあり、このまま完ミに切り替えて大丈夫なのか不安でした。そんな時知り合いの先輩ママに相談すると、「私の友達に生後数週間で断乳しちゃった子いるよ。『初乳あげられたしまぁいっか。』って言ってた。断乳したせいで体が弱くなった、とかは聞いてないよ。」と教えてくれました。そのお友達がどういう理由で断乳したのかはわかりませんが、「初乳あげられたしまぁいっか」という言葉に肩の力が抜けたような気がしたのを今でも覚えています。知り合いのそのアドバイスから、私も「初乳あげられたし、今のところ順調に体重も増えて健康に育っていってるから完ミに切り替えよう。」と決心することができました。
まとめ
生後2か月半から完全ミルクに切り替えてしまいましたが、発熱したのは生後半年を過ぎた頃の一晩だけで、それ以外は今のところ大きな病気はしていません。現在息子は生後7か月になりますが、体重も9キロに迫り元気にサークル内を這いずり回っています。
早々にミルクに切り替えてしまって少し息子に悪いような気もしていましたが、私からだけでなく旦那や両祖父母からもミルクを飲ませてあげる機会が作れたのでそういう面ではメリットだったなと思います。 ほぼ毎日1回は旦那にミルクを担当してもらい、旦那が息子に接する時間を多く取っているおかげか、生後7か月の今でもパパ見知りが始まるどころかパパ大好きっ子に育っているように見えます。
完ミと言っても、生後5~6ヶ月の間に離乳食も開始したので赤ちゃんの栄養をミルクだけに頼る期間は短かったように思います。自分のせいでこの子がきちんと栄養を摂れなかったどうしようと悩んでいたころの私に、ちゃんと育つから大丈夫だよと伝えてあげたいです。そしてこの記事が少しでも同じようなことで悩んでいるママたちの参考になればと思います。